【バンデューラ】のキャリア理論|ココだけはおさえておこう!

クランボルツのキャリア理論.001
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出題頻度

アルベルト・バンデューラは、カナダの心理学者で、アメリカ・スタンフォード大学の心理学教授を長く務め、アメリカ心理学会の会長を務めるなど、心理学者のなかでももっとも偉大な人物のひとりとされています。
よく出題される代表的な「社会的学習理論のモデリング」や「機会遭遇理論」、心理学にとどまらず教育学や社会学にまで影響を与えた「自己効力感」を中心に、下線部キーワードをしっかりおさえておきましょう!

機会遭遇理論

バンデュラは、「偶然は予測されずに起こるが、いったん起こると予定されていたことと同じように、通常の連鎖の中に組み込まれて、人間の選択行動に影響を与える。として、要因をまとめている。

引用元:キャリアコンサルティング 理論と実際 5訂版

モデリング

社会学的学習理論

「モデリング」は社会的学習理論のなかの2つのうちの1つ。バンデューラは、従来の学習理論で説明されてきた、①の「直接的経験による学習」に加えて、②の「モデリングによる学習=観察学習」を提唱しました。

社会学的学習理論の2つの経験による学習

①直接的経験による学習

 スキナーのオペラント条件づけの考え方に基づくもの

②「モデリング」による学習=観察学習

バンデューラは、学習が直接的経験だけによるものであるとすると、きわめて危険なものになると主張して、「モデリング=観察学習」という考えを提唱しました。

モデリング(観察学習)とは、他者の行動を見たり、真似をすることで学習する方法で、代理学習ともいわれます。
モデリングには、下記の4過程があると提唱しています。

【モデリングの4過程】
  1. 注意過程
    … 特定の情報やモデルに注目
    … モデルが観察者と同集団に属する人であったり、魅力的な人であったりする場合にはより注意を引く傾向がある
  2. 保持過程
    … 注意過程で選択されたモデリング刺激が抽象的な形で記憶にとどめられる段階の過程
    … とどめられる表象形には、「イメージ」と「言語」の2つがある
  3. 運動再生過程
    … 保持段階でとどめられた抽象的表象を実際の行動に変換する過程
  4. 動機づけ過程
    … 習得した行動を実行するか決める過程
    観察者は自分にとって好ましい結果をもたらすであろうと予測したときに、習得した行動を遂行する。その予測には、観察者が直接受ける報酬や罰のほか、他者と同じ行動に与えられる報酬や罰(=代理強化)や自分自身による自己強化などが影響する

自己効力感

バンデューラは、学習における予期の重要性に注目し、自己効力感を提唱しました。

自己効力感が形成される4つの影響要因

自己効力感に影響を与える4要因
  1. 遂行行動の達成
    自分で必要な高度を実際に達成することができたという経験
     (成功体験)
  2. 代理経験
    モデルを通じて自分にもできそうだという効力予期を形成すること
     (人がやっているのを見て自分もできそうと感じる)
  3. 言語的説得
    言葉による説得を反復して用いることにより、自己効力が高まる
     (他人からの説得。褒める・認めるなど)
  4. 情動喚起
    生理的な状態によって効力よきが影響を受けるということ
    (以前の嫌な思い。緊張・冷や汗・体調などの生理的・心理的影響)

まとめ|ココだけはおさえておこう

さいごに、バンデューラの理論について、試験に出題されたことのあるキーワードを中心にPOINTをまとめておきます。

  • 機会的遭遇理論
  • 社会的学習理論
  • モデリング=観察学習
  • 自己効力感が形成される4要因

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